2004年12月17日

●メガネは、なぜ混合診療にならないの?

●メガネは、なぜ混合診療にならないの?

医療界は、混合診療解禁問題で、大論争になっておりますが、
もともと自費が当たり前の矯正歯科界では、まるで他人事、
まったく話題になっていませんね。 ^^);

さて、近視にメガネは必需品ですが、健康保険で作れる
メガネがあっても、普通の人は、眼科で処方箋をもらって、
自費でメガネを作りますよね。

自費の義歯なら見事に混合診療なのに、眼科のメガネは、
なぜ混合診療にならないのでしょう?

●近視は、疾患でない!?

調べてみたら、

>眼科医は検眼し処方箋を書きます。
>主訴や疾患がなければ自費になります。
>(近視は「疾患」ではありません。「異常」に分類されます。)
>処方箋を作るところまでが医療です。

とのこと。見事なまでの言葉の置き換えです。
さすが言霊の国のお役人。(座布団1枚!)

して、その根拠は、

>「疾病または負傷の治療のために必要な用具(補装具)は、
>支給されることになっているが、眼鏡はこのような用具とは
>性質を異にしているので支給の対象からはずされている。
>医療保険における眼鏡の支給は認められないが、身体障害者
>福祉法第20条の規定に基づく補装具としての眼鏡支給が考え
>られる。(昭和39.11.26保文発607号)」

にあるようです。

昭和39年の社会状況にあわせて作られた法律が40年後の
現代も活きていますが、「近視は加齢現象で病気じゃない。」
が、今も日本社会の一般概念ということでしょう。

●不正咬合は、疾患じゃない

不正咬合が自費扱いなのも、日本社会の一般常識は、
不正咬合も「疾患」でなく「異常」という解釈なのでしょう。


熊谷先生のカリスマ的啓発活動で、今では、「歯が抜けるのは
加齢現象」と考える日本人も随分と減りました。

そういう意味では、近視も不正咬合も国民に正しく認知されて
いないかもしれませんね。

●余談

異常を治し、視力を回復しようとする眼科医がいないのはなぜ?

それっては、医療じゃないのかぁ・・・

「眼科医の本音トーク」聞いてみたいなぁ。


cpiblog00184 at 18:36コメント(2)トラックバック(1)  この記事をクリップ!
矯正歯科 

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1. 混合診療実現に向けて コメント、TB募集中  [ NewsToday-6 ]   2004年12月23日 18:58
混合診療、解禁めぐりなお隔たり・改革担当相と厚労相  保険診療と保険外診療を併用する「混合診療」の解禁をめぐり、村上誠一郎 規制改革担当相と尾辻秀久厚生労働相は13日、折衝した。現行制度の拡充を 表明する尾辻厚労相は双方の考え方が「変わらない」と述べ、議論に.

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1. Posted by 三ダース軍曹    2006年05月08日 02:38
突然すみません。私眼科医なのですが、

(近視は「疾患」ではありません。「異常」に分類されます。)

これ、どこに書いてありましたか?
大変興味があります。何卒お教え頂けないでしょうか。
2. Posted by 斎藤健志    2006年05月08日 08:19
三ダース軍曹先生、コメントありがとうございます。眼科は専門外なので、フォローお願いします。

>これ、どこに書いてありましたか?

知り合いの先生がメールで教えてくれたもので、直接の表記があるかは、わかりません。

あくまで健康保険の支給に範囲の解釈も問題で、医学上の解釈とは異なるかと思います。

「近視(近眼)、遠視、乱視といった目の状態を総称して屈折異常と呼びます。」

http://acuvue.jnj.co.jp/health/a_i_r/a_i_r03.htm


とのことから、矯正歯科の「不正咬合は、歯列・咬合状態の異常である。」と同様に、健康保険上は、「疾患でなく状態異常である。」というのが国の解釈なんだと理解したものです。

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